株式会社ニッソウは、主に首都圏を中心にリフォーム工事を行う企業であり、特に原状回復工事や日常的な修繕工事に特化しています。顧客は中小規模の不動産会社であり、法人向けのサービスを提供しています。具体的には、賃貸物件の入居者入替時に行う内外装の補修や水回りの改修、日常的なメンテナンス、さらにはリノベーション工事も手掛けています。顧客との信頼関係を重視し、親切丁寧な対応を心掛けることで、安定した受注を確保しています。
ニッソウは、個人ではなく法人顧客に特化したビジネスモデルを採用しています。特に賃貸物件を扱う不動産会社からの受注が多く、法人顧客との長期的な信頼関係を築くことができるため、安定した収益基盤を確保しています。この法人特化型のアプローチにより、継続的な受注が可能となり、景気の影響を受けにくい事業運営が実現されています。
ニッソウは、他社が敬遠しがちな小規模な工事にも積極的に対応しています。数千円から数万円程度の小工事を丁寧に行うことで、顧客のニーズに応え、信頼を勝ち取っています。このような小規模工事の受注は、安定した収益を生む要因となり、顧客との関係を深めることにも寄与しています。
当社は、約500社の専門施工会社との外注施工体制を有しており、各工事分野の専門家と連携しています。この体制により、工期の短縮やコスト削減が可能となり、競合他社に対する優位性を確保しています。さらに、外注先の繁閑に応じた柔軟な発注ができるため、効率的な業務運営が実現されています。
株式会社ニッソウの経営成績は、2019年7月期において完成工事高が2,214,539千円、営業利益が159,340千円、経常利益が161,005千円、当期純利益が112,911千円と前年同期比で大幅に増加しました。この成長の要因は、積極的な営業活動と広告活動による顧客数及び工事件数の増加にあります。また、リフォーム市場の需要が高まっている中で、特に賃貸物件の原状回復工事の需要が増加したことも寄与しています。さらに、社員の採用と育成に注力し、営業力の底上げを図った結果、業務の効率化が進み、利益率の向上にもつながりました。これにより、安定した成長を実現しています。
会社名 | ニッソウ |
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会社URL | https://reform-nisso.co.jp/ |
銘柄コード | 1444 |
業種・業態 | 建設業 |
市場 | 名証セント |
会社設立日 | 1988年9月1日 |
代表者名 | 代表取締役社長 前田 浩 |
住所 | 東京都世田谷区経堂一丁目8番17号 |
従業員数 | 39人 |
監査法人 | 興亜監査法人 |
推薦証券 | 岡三証券(株) |
決算期 | 7月決算 |
オファリングフォーマット | 国内オファリング |
推薦証券会社 | 岡三証券(株) |
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主幹事証券会社 | 岡三証券(株) |
元引受取引参加者等 | 岡三証券(株), (株)SBI証券, むさし証券(株), 藍澤證券(株), エイチ・エス証券(株), エース証券(株), 水戸証券(株) |
(N-2期) 監査報酬(千円) | (N-2期) 非監査報酬(千円) | (N-1期) 監査報酬(千円) | (N-1期) 非監査報酬(千円) | |
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提出会社 | 8,400 | - | 8,400 | 2,500 |
連結子会社 | - | - | - | - |
計 | 8,400 | - | 8,400 | 2,500 |
2015/7 | 2016/7 | 2017/7 | 2018/7 | 2019/7 | |
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売上高(百万円)
| 890 | 1,076 | 1,551 | 1,822 | 2,215 |
経常利益(百万円)
| 40 | 49 | 85 | 97 | 161 |
当期純利益(百万円)
| 29 | 37 | 60 | 68 | 113 |
純資産額(百万円)
| 272 | 309 | 369 | 437 | 550 |
一株あたりの純資産額 (円) | 679,557 | 771,829 | 922,674 | 1,092 | 1,375 |
自己資本比率
| 78.8% | 74.2% | 74.2% | 73.3% | 73.4% |
自己資本利益率
| 11.4% | 12.7% | 17.8% | 16.8% | 22.8% |