株式会社グラフィコは、化粧品、健康食品、日用雑貨、医薬品の企画・開発・販売を行う企業で、1994年に設立されました。自社オリジナル商品を中心に、米国や韓国の製品を日本市場向けにプロデュースし、特に「オキシクリーン」の独占販売権を取得しています。製造は外部委託し、ファブレススタイルを採用することで、商品企画やマーケティングに経営資源を集中させています。主要な販売チャネルはドラッグストアやGMS、ホームセンターで、顧客のニーズに応じた商品開発を行っています。
グラフィコはファブレス企業として、製造設備を保有せず、外部の製造業者に委託しています。このモデルにより、製造コストを抑えつつ、迅速に市場のニーズに応じた商品を展開することが可能です。商品企画やマーケティングにリソースを集中させ、消費者の期待に応える商品開発を実現しています。
同社は健康食品、化粧品、日用雑貨、医薬品の4つのカテゴリーで商品を展開しています。特に、健康志向の高まりに応じた機能性食品や女性向けの美容商品に注力し、消費者の潜在ニーズを引き出す商品開発を行っています。これにより、累計販売数100万個を超えるヒット商品を複数展開しています。
グラフィコは、SNSやテレビを活用した広域プロモーションを積極的に展開しています。「オキシクリーン」などのブランドでは、認知度向上のための広告戦略を強化し、消費者の関心を引きつけています。また、ターゲット層に合わせたパッケージデザインや店頭販促物を用意し、消費者の共感を得ることに成功しています。
株式会社グラフィコの経営成績は、2019年6月期に売上高3,377,742千円を記録し、前期比20.3%の増加を達成しました。営業利益は213,086千円、経常利益は205,750千円と、いずれも前年を上回る結果となりました。この成長は、特にハウスホールドカテゴリーでの「オキシクリーン」の好調な販売に起因しています。新商品の投入やプロモーション活動が功を奏し、消費者のリピート購入を促進しました。2020年の新型コロナウイルス感染症の影響により、経営環境は厳しさを増していますが、今後の成長戦略の見直しが求められています。
会社名 | グラフィコ |
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会社URL | https://www.graphico.co.jp/ |
銘柄コード | 4930 |
業種・業態 | 化学 |
市場 | JASDAQ(スタンダード) |
会社設立日 | 1996-11-07 |
代表者名 | 代表取締役社長CEO 長谷川 純代 |
住所 | 東京都品川区大崎一丁目6番1号 |
従業員数 | 51人 |
監査法人 | EY新日本有限責任監査法人 |
推薦証券 | (株)SBI証券 |
決算期 | 6月決算 |
オファリングフォーマット | 国内オファリング |
推薦証券会社 | (株)SBI証券 |
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主幹事証券会社 | (株)SBI証券 |
元引受取引参加者等 | (株)SBI証券, 大和証券(株), SMBC日興証券(株), いちよし証券(株), 岩井コスモ証券(株), 藍澤證券(株), 東洋証券(株) |
(N-2期) 監査報酬(千円) | (N-2期) 非監査報酬(千円) | (N-1期) 監査報酬(千円) | (N-1期) 非監査報酬(千円) | |
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提出会社 | 10,500 | - | 17,460 | - |
連結子会社 | - | - | - | - |
計 | 10,500 | - | 17,460 | - |
2016/6 | 2017/6 | 2018/6 | 2019/6 | 2020/6 | 2021/6 3Q | |
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売上高(百万円)
| 1,790 | 1,939 | 2,030 | 2,807 | 3,378 | 2,506 |
経常利益(百万円)
| 171 | 177 | 130 | 151 | 206 | 264 |
当期純利益(百万円)
| 154 | 115 | 94 | 23 | 144 | 174 |
純資産額(百万円)
| 766 | 880 | 974 | 997 | 1,141 | 1,316 |
一株あたりの純資産額 (円) | 19,141 | 1,101 | 1,217 | 1,246 | 1,427 | - |
自己資本比率
| 73.1% | 81.5% | 78.6% | 64.2% | 72.2% | - |
自己資本利益率
| 22.3% | 14.0% | 10.1% | 2.3% | 13.5% | - |