株式会社グリッドは、AI技術を駆使した計画最適化事業を展開する企業であり、主に社会インフラ領域に特化しています。設立当初は再生エネルギー事業に従事していましたが、2015年からAI開発にシフトし、電力・エネルギー、物流・サプライチェーン、都市交通・スマートシティの3つの分野でサービスを提供しています。顧客の業務効率化やコスト削減を実現するために、AIエンジンやシミュレーション技術を開発し、持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。
グリッドは、社会インフラに特化した計画最適化を行うことで、他社との差別化を図っています。電力・エネルギー、物流・サプライチェーン、都市交通・スマートシティの各分野において、AI技術を駆使したシミュレーションや最適化を行い、顧客の業務を効率化します。この特化型のアプローチにより、業界内での競争優位性を確保しています。
当社は、デジタルツイン技術を用いて、リアルな業務環境をデジタル空間に再現し、シミュレーションを行います。これにより、複雑な業務の最適化を迅速に実現し、顧客のKPIを最大化するアルゴリズムを提供します。AIとシミュレーション技術の融合により、より実践的で効果的なソリューションを提供しています。
グリッドは、AI技術を活用した計画最適化サービスをクラウドベースで提供しています。これにより、顧客は必要な時に必要な機能を利用でき、導入コストを削減することが可能です。ReNom APPSというプラットフォームを通じて、各業種に特化した業務ベストプラクティスを提供し、多様なニーズに応える柔軟なサービスを展開しています。
株式会社グリッドの経営成績は、近年のAI開発事業の成長に伴い、着実に改善しています。2022年6月期の売上高は910,399千円で、前年同期比28.8%の増加を記録しました。この成長は、AI開発事業の取引企業数の増加と、運用・サポートサービスの開始によるものです。2023年3月期の第3四半期では、売上高が1,019,022千円に達し、前年同期比での成長が続いています。特に、ストック型売上が全体の17%を占めるなど、安定した収益基盤が形成されています。これらの成長は、顧客ニーズに応じたサービスの拡充と、AI技術の実用化に向けた投資の成果といえます。
会社名 | グリッド |
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会社URL | https://gridpredict.jp |
銘柄コード | 5582 |
業種・業態 | 情報・通信業 |
市場 | 東証グロース |
会社設立日 | 2009/10/6 |
代表者名 | 代表取締役社長 曽我部 完 |
住所 | 〒107‐0061 東京都港区北青山三丁目 11 番 7 号 AO ビル 6 階 |
従業員数 | 70人 |
監査法人 | 監査法人A&Aパートナーズ |
推薦証券 | 野村證券(株) |
決算期 | 6月決算 |
オファリングフォーマット | 国内オファリング |
推薦証券会社 | 野村證券(株) |
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主幹事証券会社 | 野村證券(株) |
元引受取引参加者等 | 野村證券(株), SMBC日興証券(株), (株)SBI証券, 丸三証券(株) |
(N-2期) 監査報酬(千円) | (N-2期) 非監査報酬(千円) | (N-1期) 監査報酬(千円) | (N-1期) 非監査報酬(千円) | |
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提出会社 | 8,900 | - | 15,000 | - |
連結子会社 | - | - | - | - |
計 | 8,900 | - | 15,000 | - |
2018/6 | 2019/6 | 2020/6 | 2021/6 | 2022/6 | 2023/6 3Q | |
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売上高(百万円)
| 1,719 | 1,345 | 693 | 707 | 910 | 1,019 |
経常利益(百万円)
| 149 | -45 | -627 | -199 | 68 | 226 |
当期純利益(百万円)
| 105 | -50 | -677 | -211 | 92 | 255 |
純資産額(百万円)
| 397 | 321 | 1,057 | 846 | 938 | 1,193 |
一株あたりの純資産額 (円) | 370,564 | 300,827 | -336,525 | -178 | -149 | - |
自己資本比率
| 43.7% | 30.0% | 79.6% | 70.4% | 71.9% | - |
自己資本利益率
| 29.7% | - | - | - | 10.3% | - |