株式会社インバウンドテックは、主に「マルチリンガルCRM事業」と「セールスアウトソーシング事業」を展開しています。マルチリンガルCRM事業では、24時間365日体制で多言語対応のカスタマーサポートを提供し、訪日外国人や在留外国人からの問い合わせに対応しています。一方、セールスアウトソーシング事業では、クライアントに代わって営業活動を行い、顧客獲得を支援しています。これにより、クライアントのニーズに応じた柔軟なビジネスソリューションを提供し、顧客満足度の向上を図っています。
多言語対応の強み: インバウンドテックは、日本語を含む12カ国語に対応したコンタクトセンターを運営しており、外国人観光客や在留外国人向けのサービスを提供しています。この多言語対応により、クライアントは多様な顧客ニーズに応え、競争力を高めることができます。特に、訪日外国人の増加に伴い、マルチリンガルサービスの需要が高まっています。
AI技術の活用: 同社はAI通訳サービスを導入し、クラウド型の通訳システムを利用しています。このシステムはリアルタイムでの通訳を可能にし、効率的な顧客対応を実現しています。AI技術の活用により、コスト削減とサービス品質の向上を図り、競合他社との差別化を図っています。
顧客中心の営業活動: セールスアウトソーシング事業では、クライアントの見込み顧客に対して営業活動を行い、契約成立を目指します。特に、東京電力グループとの提携により、安定した収益を確保しています。クライアントとの信頼関係を重視し、ニーズに応じた柔軟な営業戦略を展開しています。
2020年3月期の売上高は2,983,411千円で、前期比1.0%の増加を記録しました。特に、セールスアウトソーシング事業が東京電力グループとの取引を通じて大きく成長し、売上高の52.1%を占めました。また、経常利益は210,503千円で、前年同期比319.2%の大幅な増加を実現しました。この成長は、効率的なコスト管理とAI技術の導入によるサービスの質の向上が寄与しています。しかし、新型コロナウイルスの影響により、訪日外国人の減少がマルチリンガルCRM事業に影響を及ぼし、今後の市場環境には不透明感が残ります。企業は新たなニーズに応えるためのサービス展開を進める方針です。
会社名 | インバウンドテック |
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会社URL | https://www.inboundtech.co.jp/ |
銘柄コード | 7031 |
業種・業態 | サービス業 |
市場 | 東証マザーズ |
会社設立日 | 2015-04-01 |
代表者名 | 代表取締役 社長執行役員 東間 大 |
住所 | 〒160‐0022 東京都新宿区新宿二丁目 3 番 13 号 大橋ビル |
従業員数 | 31人 |
監査法人 | 三優監査法人 |
推薦証券 | 東海東京証券(株) |
決算期 | 3月決算 |
オファリングフォーマット | 国内オファリング |
推薦証券会社 | 東海東京証券(株) |
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主幹事証券会社 | 東海東京証券(株) |
元引受取引参加者等 | 東海東京証券(株), (株)SBI証券, 香川証券(株), エイチ・エス証券(株), エース証券(株), 水戸証券(株) |
(N-2期) 監査報酬(千円) | (N-2期) 非監査報酬(千円) | (N-1期) 監査報酬(千円) | (N-1期) 非監査報酬(千円) | |
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提出会社 | 18,000 | - | 18,000 | - |
連結子会社 | - | - | - | - |
計 | 18,000 | - | 18,000 | - |
2016/3 | 2017/3 | 2018/3 | 2019/3 | 2020/3 | 2021/3 2Q | |
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売上高(百万円)
| 1,335 | 1,970 | 2,281 | 2,954 | 2,983 | 913 |
経常利益(百万円)
| 6 | 106 | 149 | 50 | 211 | 169 |
当期純利益(百万円)
| 5 | 74 | 104 | 20 | 141 | 111 |
純資産額(百万円)
| 88 | 189 | 294 | 314 | 454 | 566 |
一株あたりの純資産額 (円) | 47,446 | 85,339 | 442 | 472 | 684 | - |
自己資本比率
| 23.1% | 30.5% | 48.0% | 41.7% | 49.9% | - |
自己資本利益率
| 6.3% | 53.5% | 43.2% | 6.5% | 36.8% | - |