マイクロ波化学株式会社は、マイクロ波プロセスを基盤とした環境対応型の化学製造技術を提供する企業です。再生可能エネルギーを活用し、エネルギー効率の高い製造プロセスを開発しています。主な製品には食品添加物、医薬品、炭素素材、電子材料が含まれ、研究開発からエンジニアリング、製造支援までのワンストップソリューションを提供しています。これにより、二酸化炭素排出の削減を実現し、持続可能な社会の構築に寄与しています。
マイクロ波プロセスは、従来の熱伝導に依存せず、特定の物質に対して内部からエネルギーを直接伝達します。この特性により、エネルギーロスを最小限に抑え、高収率・高品質な化学反応を実現します。再生可能エネルギーを利用することで、カーボンニュートラルの実現に貢献する有望な技術として注目されています。
当社は、マイクロ波プロセスの商業化を成功させるために、独自の技術プラットフォームを構築しています。反応系のデザインや反応器の設計を通じて、顧客のニーズに応じた最適なソリューションを提供し、共同開発契約を通じて多様な化学品の製造プロセスに応用しています。
当社は、研究開発と事業開発を密接に連携させることで、顧客の課題解決を目指しています。新規案件の獲得から実証開発、商業化に至るまでの各フェーズで、顧客と長期的な関係を築き、安定的な収益を確保しています。特に、化学企業とのアライアンスを通じて、技術の社会実装を推進しています。
2021年3月期の売上高は458,026千円で、前年度の1,052,303千円から大幅に減少しました。この減少は、コロナ禍の影響で新規案件獲得の営業活動が停滞したことや、前年度における装置販売がなかったことが主な要因です。研究開発費362,999千円を含む販売費及び一般管理費は586,628千円となり、営業損失は348,382千円に達しました。経常損失は355,599千円で、特別損失として関係会社株式評価損683,555千円を計上した結果、当期純損失は1,036,391千円となりました。これらの要因から、当社は引き続き研究開発に注力し、長期的な成長を目指す必要があります。
会社名 | マイクロ波化学 |
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会社URL | https://mwcc.jp/ |
銘柄コード | 9227 |
業種・業態 | サービス業 |
市場 | 東証グロース |
会社設立日 | 2007/8/15 |
代表者名 | 代表取締役社長 吉野 巌 |
住所 | 〒559‐0025 大阪府大阪市住之江区平林南一丁目 6 番 1 号(同所は登記上の本店所在地であり、実際の管理業務は「最寄りの連絡場所」で行っております。) |
従業員数 | 50人 |
監査法人 | 太陽有限責任監査法人 |
推薦証券 | SMBC日興証券(株) |
決算期 | 3月決算 |
オファリングフォーマット | 旧臨時報告書方式 |
推薦証券会社 | SMBC日興証券(株) |
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主幹事証券会社 | SMBC日興証券(株) |
元引受取引参加者等 | SMBC日興証券(株), (株)SBI証券, 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(株), 楽天証券(株) |
(N-2期) 監査報酬(千円) | (N-2期) 非監査報酬(千円) | (N-1期) 監査報酬(千円) | (N-1期) 非監査報酬(千円) | |
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提出会社 | 9,000 | - | 15,500 | - |
連結子会社 | - | - | - | - |
計 | 9,000 | - | 15,500 | - |
2018/3 | 2019/3 | 2020/3 | 2021/3 | 2022/3 | 2023/3 3Q | |
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売上高(百万円)
| 139 | 361 | 603 | 1,052 | 458 | 678 |
経常利益(百万円)
| -325 | -175 | -151 | 28 | -356 | 4 |
当期純利益(百万円)
| -280 | -147 | -468 | 33 | -1,036 | -2 |
純資産額(百万円)
| 1,088 | 1,437 | 1,169 | 1,772 | 736 | 733 |
一株あたりの純資産額 (円) | -88,716 | -94,577 | -113,294 | -1,120 | -1,534 | - |
自己資本比率
| 64.4% | 69.7% | 52.6% | 63.6% | 43.2% | - |
自己資本利益率
| - | - | - | 2.2% | - | - |