株式会社坪田ラボは、慶應義塾大学発のバイオベンチャーで、近視、ドライアイ、老眼の治療法を開発することを目的としています。2012年に設立され、革新的な研究開発を通じて眼科医療の未充足ニーズに応えています。主な事業には、バイオレットライトを用いた近視進行抑制やドライアイ治療に関する製品の開発が含まれ、患者に新たな価値を提供することで企業価値の向上を図っています。特に、近視抑制点眼薬に関する実施許諾契約や共同研究契約を通じて、収益基盤を強化しています。
革新的な研究開発 坪田ラボは、近視やドライアイ、老眼に対する新しい治療法を追求しています。特に、バイオレットライトを用いた近視進行抑制技術は、眼の血流を改善し、近視の進行を抑える可能性があり、国内外で注目されています。この技術は、科学的根拠に基づいた新しいアプローチを提供し、患者にとっての治療選択肢を広げています。
パートナーシップによる事業展開 当社は、株式会社ジンズホールディングスやロート製薬株式会社などの大手企業と提携し、共同研究開発を行っています。この協力により、研究開発の効率を高め、製品化のスピードを向上させるとともに、各種契約に基づく収益を確保しています。パートナー企業との連携は、安定した収益基盤を築く要素となっています。
多様な収益モデル 坪田ラボは、共同研究開発契約や実施許諾契約を通じて、契約一時金やマイルストーン・ペイメント、ロイヤリティ収入を得ています。この多様な収益モデルにより、安定したキャッシュフローを確保し、研究開発への再投資を行うことで持続的な成長を目指しています。これにより、企業の成長を支える強固な基盤を形成しています。
第9期(2020年4月~2021年3月)において、坪田ラボは売上高687,502千円を記録し、前年同期比で155.7%の増加を達成しました。この成長は、ロート製薬との近視抑制点眼薬に関する実施許諾契約や共同研究契約の締結による実施許諾料及び契約一時金の計上が主な要因です。また、営業利益は250,242千円、経常利益は255,838千円となり、いずれも前年同期を大幅に上回っています。第10期第3四半期(2021年4月~2021年12月)でも、売上高550,005千円を記録し、引き続き堅調な業績を維持しています。研究開発の進展とパートナーシップの強化が、業績向上に寄与しており、今後の成長が期待されます。
会社名 | 坪田ラボ |
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会社URL | https://tsubota-lab.com/ |
銘柄コード | 4890 |
業種・業態 | 医薬品 |
市場 | 東証グロース |
会社設立日 | 2012/5/28 |
代表者名 | 代表取締役社長 坪田 一男 |
住所 | 〒160‐0016 東京都新宿区信濃町 34 番地トーシン信濃町駅前ビル 304 |
従業員数 | 8人 |
監査法人 | 有限責任あずさ監査法人 |
推薦証券 | SMBC日興証券(株) |
決算期 | 3月決算 |
オファリングフォーマット | 旧臨時報告書方式 |
推薦証券会社 | SMBC日興証券(株) |
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主幹事証券会社 | SMBC日興証券(株) |
元引受取引参加者等 | SMBC日興証券(株), (株)SBI証券, みずほ証券(株), 三田証券(株), 極東証券(株), 楽天証券(株), マネックス証券(株), 岡三証券(株) |
(N-2期) 監査報酬(千円) | (N-2期) 非監査報酬(千円) | (N-1期) 監査報酬(千円) | (N-1期) 非監査報酬(千円) | |
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提出会社 | 10,000 | 500 | 14,000 | 3,000 |
連結子会社 | - | - | - | - |
計 | 10,000 | 500 | 14,000 | 3,000 |
2018/3 | 2019/3 | 2020/3 | 2021/3 | 2022/3 | 2023/3 3Q | |
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売上高(百万円)
| 155 | 189 | 91 | 442 | 688 | 550 |
経常利益(百万円)
| 7 | 11 | -79 | 17 | 256 | 291 |
当期純利益(百万円)
| 6 | 8 | -80 | 3 | 202 | 215 |
純資産額(百万円)
| 28 | 82 | 297 | 330 | 591 | 806 |
一株あたりの純資産額 (円) | 176 | 398 | 1,338 | 15 | 26 | - |
自己資本比率
| 57.1% | 81.2% | 69.9% | 62.3% | 54.8% | - |
自己資本利益率
| 22.1% | 14.0% | - | 1.0% | 43.8% | - |