アップコン株式会社は、地盤の不同沈下によるコンクリート床の沈下修正を主力事業としています。独自の「アップコン工法」を用いることで、既存のコンクリートを破壊せずに短期間で修正が可能です。この工法は、工場や倉庫、店舗、住宅など多様な建物に適用でき、業務を中断することなく施工できるため、顧客に大きな利便性を提供しています。また、公共工事として道路や空港の段差修正や空隙充填も行い、持続可能な社会の実現に寄与しています。
アップコン工法は、完全ノンフロンのウレタン樹脂を使用し、短時間で発泡してコンクリート床を押し上げる技術です。従来の方法では大規模な解体工事が必要でしたが、この工法では既存のコンクリートを破壊せずに施工が可能です。これにより、顧客は業務を中断することなく迅速に修正作業を行えるため、コスト削減と効率化が実現します。
当社は、環境に優しいノンフロンウレタン樹脂を使用しており、オゾン層を破壊しない材料を採用しています。これにより、環境保護に配慮した施工が可能となり、持続可能な社会の実現に寄与しています。また、ISO14001の認証を取得しており、環境マネジメントシステムを導入し、企業活動全体で環境保護を推進しています。
アップコン株式会社は沈下修正事業に加え、農業用水路や道路、空港などの公共工事にも対応しています。特に「FRT工法」による農業用水路トンネルの補修工事は、老朽化したインフラの維持・補修に貢献しています。このように、さまざまな分野での事業展開を進めることで、収益基盤の多様化を図り、経営の安定性を高めています。
アップコン株式会社の2022年1月期の経営成績は、売上高673,439千円、営業利益55,251千円、経常利益53,431千円、当期純利益37,551千円となり、前年同期比で大幅な減少を示しました。民間工事は大型工事の受注増加により前年を上回ったものの、公共工事は自然災害による緊急工事の減少や工事の完成が翌期にずれ込んだことが影響し、全体として伸び悩みました。また、原材料費の高騰や人手不足による労務費の上昇も、利益率の低下を招く要因となりました。これらの要因を踏まえ、今後は技術開発や新規事業の展開を通じて、収益基盤の強化を図る必要があります。
会社名 | アップコン |
---|---|
会社URL | https://www.upcon.co.jp/ |
銘柄コード | 5075 |
業種・業態 | 建設業 |
市場 | 名証ネクスト |
会社設立日 | 2003年6月18日 |
代表者名 | 代表取締役社長 松藤 展和 |
住所 | 神奈川県川崎市高津区坂戸三丁目2番1号KSP東棟611 |
従業員数 | 44人 |
監査法人 | みおぎ監査法人 |
推薦証券 | Jトラストグローバル証券(株) |
決算期 | 1月決算 |
オファリングフォーマット | 国内オファリング |
推薦証券会社 | Jトラストグローバル証券(株) |
---|---|
主幹事証券会社 | Jトラストグローバル証券(株) |
元引受取引参加者等 | Jトラストグローバル証券(株), 岡三証券(株), (株)SBI証券, 東海東京証券(株), 楽天証券(株), マネックス証券(株), 水戸証券(株) |
(N-2期) 監査報酬(千円) | (N-2期) 非監査報酬(千円) | (N-1期) 監査報酬(千円) | (N-1期) 非監査報酬(千円) | |
---|---|---|---|---|
提出会社 | 10,500 | - | 12,000 | - |
連結子会社 | - | - | - | - |
計 | 10,500 | - | 12,000 | - |
2018/1 | 2019/1 | 2020/1 | 2021/1 | 2022/1 | 2023/1 2Q | |
---|---|---|---|---|---|---|
売上高(百万円)
| 782 | 915 | 620 | 914 | 673 | - |
経常利益(百万円)
| 208 | 202 | 33 | 251 | 53 | 94 |
当期純利益(百万円)
| 139 | 147 | 23 | 181 | 38 | 65 |
純資産額(百万円)
| 657 | 797 | 807 | 981 | 1,003 | 1,062 |
一株あたりの純資産額 (円) | 10,110 | 614 | 621 | 755 | 772 | - |
自己資本比率
| 87.2% | 91.5% | 92.5% | 82.7% | 95.8% | - |
自己資本利益率
| 23.6% | 20.2% | 2.8% | 20.2% | 3.8% | - |