木村工機株式会社は、1945年に設立された空調関連機器の製造・販売を行う企業です。主に業務用空調機器に特化し、エアハンドリングユニット、ファンコイルユニット、工場用ゾーン空調機などを提供しています。これらの製品は、オフィスビル、商業施設、工場、学校、病院など多様な施設に対応しており、顧客のニーズに応じた空調システムの提案を通じて快適な空間を提供することを目指しています。特に、プレートフィンヒーター・クーラーの製法を1952年に確立し、以来、技術革新を追求しています。
木村工機は、147件の特許を保有し、独自の技術に基づく高品質な製品を提供しています。特に、空調機器の制御システムを内製化する能力が強みであり、顧客の利用環境に最適なソリューションを提供することが可能です。この技術力により、競争力を維持し、顧客の多様なニーズに応えています。
同社は個別受注生産を基本としており、高品質な製品を効率的に生産するための設備と人材を整備しています。生産工程の最適化を図り、顧客の要求に迅速に応える体制を構築しており、品質管理にも注力しています。この取り組みにより、顧客満足度の向上を実現しています。
営業部門は、製品や技術に関する深い知識を持つ専門家で構成されており、迅速な技術サポートが可能です。営業技術部門が主要営業拠点に配置され、顧客のニーズに即応する体制を整えています。この結果、顧客との信頼関係を築き、持続的な取引を促進しています。
木村工機の経営成績は、近年好調に推移しています。2019年3月期の売上高は11,082,990千円で、前年同期比16.2%の増加を記録しました。営業利益は1,496,061千円と55.0%の増加を見せ、経常利益は1,478,298千円で53.1%の増加を達成しました。この成長は、新製品の受注増加によるもので、特に直膨式エアハンや工場用ゾーン空調機が好調でした。また、東京オリンピック関連の建設投資やインバウンド需要の増加も影響を与えました。しかし、自然災害や人手不足による工事遅延がリスク要因として存在し、今後は競争力のある製品開発と営業体制の強化が求められます。
会社名 | 木村工機 |
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会社URL | https://www.kimukoh.co.jp/ |
銘柄コード | 6231 |
業種・業態 | 機械 |
市場 | 東証第二部 |
会社設立日 | 1947-08-12 |
代表者名 | 代表取締役 執行役員社長 木村 惠一 |
住所 | 大阪市中央区上町A番23号 |
従業員数 | 314人 |
監査法人 | EY新日本有限責任監査法人 |
推薦証券 | みずほ証券(株) |
決算期 | 3月決算 |
オファリングフォーマット | 国内オファリング |
推薦証券会社 | みずほ証券(株) |
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主幹事証券会社 | みずほ証券(株) |
元引受取引参加者等 | みずほ証券(株), SMBC日興証券(株), (株)SBI証券, マネックス証券(株) |
(N-2期) 監査報酬(千円) | (N-2期) 非監査報酬(千円) | (N-1期) 監査報酬(千円) | (N-1期) 非監査報酬(千円) | |
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提出会社 | 18,900 | 3,000 | 23,625 | - |
連結子会社 | - | - | - | - |
計 | 18,900 | 3,000 | 23,625 | - |
2015/3 | 2016/3 | 2017/3 | 2018/3 | 2019/3 | |
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売上高(百万円)
| 7,071 | 8,088 | 8,694 | 9,536 | 11,083 |
経常利益(百万円)
| 406 | 610 | 688 | 966 | 1,478 |
当期純利益(百万円)
| 104 | 109 | 300 | 725 | 1,023 |
純資産額(百万円)
| 1,712 | 1,794 | 2,066 | 2,819 | 3,828 |
一株あたりの純資産額 (円) | 501 | 527 | 624 | 810 | 1,075 |
自己資本比率
| 23.7% | 24.1% | 26.4% | 34.5% | 39.5% |
自己資本利益率
| 6.0% | 6.2% | 15.5% | 29.7% | 30.8% |