サスメド株式会社は、デジタル治療(DTx)を中心とした医療サービスを提供する企業です。主な事業は、治療用アプリの開発と関連するプラットフォームシステムの提供であり、不眠症や乳がん患者向けのアプリケーションを開発しています。臨床試験を通じてその有効性と安全性を確認し、汎用臨床試験システムや機械学習自動分析システムを提供することで、医療機関や製薬企業の研究開発を支援しています。これにより、医療の効率化と質の向上を図っています。
デジタル治療の先駆者: サスメドは、医薬品や医療機器に次ぐ新しい治療法として注目されるデジタル治療(DTx)の開発に特化しています。治療用アプリは科学的根拠に基づく医療機器として位置づけられ、患者の医療アクセスを向上させることが期待されています。これにより、従来の治療法と比較して、より効果的かつ効率的な治療が可能になります。
臨床試験システムの提供: 自社で構築した汎用臨床試験システムを通じて、製薬企業や医療機関に対して臨床試験の効率化を図ります。ブロックチェーン技術を用いたデータ改竄耐性やデジタル指導機能を実装し、データの真正性を確保することで、信頼性の高い臨床試験を実施します。
機械学習によるデータ分析: Awesome Intelligenceという名称の機械学習自動分析システムを開発し、医療データの利活用を促進しています。このシステムは医療関係者が容易にデータ分析を行えるよう設計されており、医療業界で求められる透明性と説明責任を兼ね備えています。
サスメド株式会社の第6期事業年度(2020年7月1日~2021年6月30日)の事業収益は115,489千円で、前年度の34,888千円から231.0%の増加を記録しました。この成長は、機械学習自動分析システムの継続利用企業の増加と新規取引先の獲得によるものです。また、DTx開発支援においても、顧客向けシステムのセットアップが完了し、収益が計上されたことが寄与しました。しかし、営業損失は333,421千円に達し、研究開発費の増加や人件費の上昇が影響しました。第7期第1四半期では、事業収益が30,838千円となり、引き続き成長が見込まれていますが、営業損失は128,024千円と、依然として赤字が続いています。これは、治療用アプリの販売が開始されるまでの間、研究開発に多額の投資が必要であるためです。
会社名 | サスメド |
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会社URL | https://www.susmed.co.jp/ |
銘柄コード | 4263 |
業種・業態 | 情報・通信業 |
市場 | 東証マザーズ |
会社設立日 | 2015/7/31 |
代表者名 | 代表取締役社長 上野 太郎 |
住所 | 〒103‐0023 東京都中央区日本橋本町三丁目 7 番 2 号 |
従業員数 | 22人 |
監査法人 | EY新日本有限責任監査法人 |
推薦証券 | SMBC日興証券(株) |
決算期 | 6月決算 |
オファリングフォーマット | 旧臨時報告書方式 |
推薦証券会社 | SMBC日興証券(株) |
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主幹事証券会社 | SMBC日興証券(株), (株)SBI証券 |
元引受取引参加者等 | SMBC日興証券(株), (株)SBI証券, 東海東京証券(株), あかつき証券(株), いちよし証券(株) |
(N-2期) 監査報酬(千円) | (N-2期) 非監査報酬(千円) | (N-1期) 監査報酬(千円) | (N-1期) 非監査報酬(千円) | |
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提出会社 | 13,730 | - | 22,330 | - |
連結子会社 | - | - | - | - |
計 | 13,730 | - | 22,330 | - |
2017/6 | 2018/6 | 2019/6 | 2020/6 | 2021/6 | 2022/6 1Q | |
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売上高(百万円)
| - | 2 | 5 | 35 | 115 | 31 |
経常利益(百万円)
| -12 | -129 | -215 | -89 | -271 | -129 |
当期純利益(百万円)
| -12 | -133 | -217 | -97 | -278 | -130 |
純資産額(百万円)
| 69 | 669 | 452 | 355 | 1,578 | 1,448 |
一株あたりの純資産額 (円) | -77 | -8,085 | -21,283 | -39 | -55 | - |
自己資本比率
| 92.3% | 90.2% | 95.5% | 93.1% | 94.2% | - |
自己資本利益率
| - | - | - | - | - | - |