Chordia Therapeutics株式会社は、抗がん薬の研究開発を行う創薬ベンチャー企業です。特に、急性骨髄性白血病や卵巣がん、骨髄異形成症候群に対する新しい低分子医薬品の開発に注力しています。主なパイプラインには、CLK阻害薬CTX-712やMALT1阻害薬CTX-177があり、大学や製薬企業との共同研究を通じて、効率的な創薬プロセスを実現し、医療ニーズの高いがん領域での新薬の早期上市を目指しています。
当社は、ファーストインクラスの抗がん薬を開発することを目指し、特にRNA制御ストレスを標的とした新しい作用機序を持つ薬剤の開発に注力しています。このアプローチにより、既存の治療法では効果が不十分な患者に新たな治療選択肢を提供することが期待され、治療効果の向上が図られます。
大学や公的機関との共同研究を積極的に行い、研究開発の効率化を図っています。また、臨床試験や製造に関しては外部の専門機関に委託することで、コスト削減と専門性の向上を実現しています。この戦略により、限られたリソースを最大限に活用し、迅速な開発を目指しています。
がん治療において多くの未解決の医療ニーズが存在する中、当社は特に急性骨髄性白血病や卵巣がんなどの治療において新たな治療法の提供を目指しています。これにより、患者のQOL(Quality of Life)の改善に寄与することを目指しており、医療界における重要な役割を果たすと考えています。
2023年8月期の経営成績は、事業収益2,500百万円を計上し、前年同期比で大幅な増加を示しました。この成長は、MALT1阻害薬CTX-177に関連するライセンス契約からのマイルストン収入25億円の受領によるものです。研究開発費は1,996百万円で、前年同期比20.6%の増加を記録しましたが、これは臨床試験の進展に伴う外部委託費用の増加を反映しています。営業利益は212百万円を計上し、前年の営業損失からの回復を示しました。これにより、当期純利益は223百万円となり、経営の安定化が図られています。今後もCTX-712の開発を中心にさらなる収益の拡大が期待されますが、競争環境や開発の不確実性も考慮する必要があります。
会社名 | Chordia Therapeutics |
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会社URL | https://www.chordiatherapeutics.com/ |
銘柄コード | 190A |
業種・業態 | 医薬品 |
市場 | 東証グロース |
会社設立日 | 2017/10/12 |
代表者名 | 代表取締役 三宅 洋 |
住所 | 〒251‐0012 神奈川県藤沢市村岡東二丁目26番地の1 |
監査法人 | 有限責任あずさ監査法人 |
推薦証券 | (株)SBI証券 |
決算期 | 8月決算 |
オファリングフォーマット | 旧臨時報告書方式 |
推薦証券会社 | (株)SBI証券 |
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主幹事証券会社 | (株)SBI証券 |
元引受取引参加者等 | (株)SBI証券, 野村證券(株), みずほ証券(株), あかつき証券(株), 岩井コスモ証券(株), 岡三証券(株), 極東証券(株), 東洋証券(株), 広田証券(株), 松井証券(株), 丸三証券(株), 水戸証券(株), 楽天証券(株) |
(N-2期) 監査報酬(千円) | (N-2期) 非監査報酬(千円) | (N-1期) 監査報酬(千円) | (N-1期) 非監査報酬(千円) | |
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提出会社 | 17,650 | - | 23,100 | 2,000 |
連結子会社 | - | - | - | - |
計 | 17,650 | - | 23,100 | 2,000 |
2019/8 | 2020/8 | 2021/8 | 2022/8 | 2023/8 | 2024/8 2Q | |
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売上高(百万円)
| - | - | 800 | - | 2,500 | - |
経常利益(百万円)
| -646 | -975 | -525 | -1,777 | 226 | -801 |
当期純利益(百万円)
| -512 | -977 | -527 | -1,779 | 223 | -803 |
純資産額(百万円)
| 2,000 | 1,023 | 2,056 | 4,278 | 4,501 | 3,698 |
一株あたりの純資産額 (円) | -5,678 | -12,562 | -11,639 | -72 | 79 | - |
自己資本比率
| 92.8% | 87.2% | 89.4% | 94.5% | 91.2% | - |
自己資本利益率
| - | - | - | - | 5.1% | - |