株式会社GRCSは、ガバナンス、リスク、コンプライアンス(GRC)およびセキュリティに特化したソリューションを提供する企業です。2005年に設立され、リスク管理や情報漏洩対策に関する専門的なサービスを展開しています。自社開発のGRC関連ツールやセキュリティプロダクトを用いて、企業の情報管理の効率化を図り、顧客のリスクを可視化することで「ガバナンスのDX化」を推進しています。主な顧客は上場企業であり、専門人材によるコンサルティングサービスを通じて、企業の持続的成長を支援しています。
専門性の高い人材の確保
GRCSは、GRCおよびセキュリティの分野に特化した専門人材を積極的に採用しています。これにより、顧客のニーズに応じた高品質なコンサルティングサービスを提供し、リスク管理の効率化を実現しています。専門性の高いコンサルタントやエンジニアが、顧客の課題解決に向けた提案を行い、サービスの品質向上に努めています。
自社開発プロダクトの提供
GRCSは、自社開発したGRC関連ツールやセキュリティプロダクトを提供しています。これにより、顧客企業はリスク情報の管理や可視化を効率的に行うことができ、全社的なリスク管理体制の構築を支援しています。また、他社製品との連携も行い、顧客の多様なニーズに応える柔軟なサービスを展開しています。
市場の変化に対応したサービスの拡充
近年、企業を取り巻くリスク環境が複雑化している中で、GRCSは新たな法規制やサイバー攻撃の増加に対応するため、サービスの拡充を図っています。特に、テレワークの普及に伴うセキュリティリスクへの対応や、GDPRなどの個人情報保護規制に適応したサービスを提供し、顧客の信頼を獲得しています。
株式会社GRCSの経営成績は、2020年11月期において売上高1,431,849千円を記録し、前年同期比30.0%増となりました。この成長は、専門人材の確保や自社プロダクトの販売促進、顧客ニーズのタイムリーな把握による受注の拡大が要因です。また、営業利益は26,758千円と前年同期の営業損失から回復を果たしました。2021年の第3四半期累計期間では、売上高1,277,523千円、営業利益96,900千円を達成し、既存顧客へのアップセルが奏功したことが影響しています。これらの成長は、GRCおよびセキュリティ領域における需要の高まりと、企業のリスク管理への関心の増加に支えられています。
会社名 | GRCS |
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会社URL | https://www.grcs.co.jp/ |
銘柄コード | 9250 |
業種・業態 | サービス業 |
市場 | 東証マザーズ |
会社設立日 | 2005/3/1 |
代表者名 | 代表取締役社長 佐々木 慈和 |
住所 | 〒102‐0076 東京都千代田区五番町 1 番 9 号 |
従業員数 | 105人 |
監査法人 | 仰星監査法人 |
推薦証券 | 野村證券(株) |
決算期 | 11月決算 |
オファリングフォーマット | 国内オファリング |
推薦証券会社 | 野村證券(株) |
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主幹事証券会社 | 野村證券(株) |
元引受取引参加者等 | 野村證券(株), みずほ証券(株), (株)SBI証券, あかつき証券(株), 岩井コスモ証券(株), 楽天証券(株) |
(N-2期) 監査報酬(千円) | (N-2期) 非監査報酬(千円) | (N-1期) 監査報酬(千円) | (N-1期) 非監査報酬(千円) | |
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提出会社 | 6,000 | - | 15,000 | - |
連結子会社 | - | - | - | - |
計 | 6,000 | - | 15,000 | - |
2016/11 | 2017/11 | 2018/11 | 2019/11 | 2020/11 | 2021/11 3Q | |
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売上高(百万円)
| 630 | 694 | 771 | 1,101 | 1,432 | 1,278 |
経常利益(百万円)
| 20 | -96 | -161 | -70 | 22 | 92 |
当期純利益(百万円)
| 12 | -97 | -162 | -71 | 46 | 102 |
純資産額(百万円)
| 20 | 122 | -23 | 64 | 111 | 213 |
一株あたりの純資産額 (円) | 46,017 | 231,121 | -43,675 | 56 | 96 | - |
自己資本比率
| 8.4% | 25.2% | -7.2% | 13.3% | 18.5% | - |
自己資本利益率
| -110.4% | -137.2% | - | -344.2% | 52.9% | - |