トヨクモ株式会社は、法人向けクラウドサービスの開発・販売を行う企業であり、特に災害時の情報共有を目的とした「安否確認サービス」と、サイボウズ株式会社の業務アプリケーション「kintone」と連携する「kintone連携サービス」を提供しています。企業理念は「情報サービスを通して、世界の豊かな社会生活の実現に貢献する」であり、シンプルで使いやすいサービスを提供し、IT初心者でも安心して利用できる環境を整えています。これにより、企業の業務効率向上に寄与しています。
トヨクモのサービスはクラウドベースで提供され、顧客はインターネットを通じて簡単にアクセス可能です。初期投資を抑えつつ、必要な機能を迅速に導入できるため、中小企業にとって大きな利点となります。また、サーバーの柔軟な拡張が可能で、災害時のアクセス増加にも自動で対応できるため、安定したサービス提供が実現されています。
「安否確認サービス」は、自然災害や異常気象時における従業員の安否確認を迅速に行う機能を備えています。災害発生時には一斉送信機能を用いて、登録された連絡先に安否確認を行うことが可能です。これにより、企業は混乱を最小限に抑え、顧客サービスを継続的に提供するための対応策を講じることができます。
トヨクモのサービスは、シンプルな操作性と分かりやすいデザインが特徴です。特にIT初心者でも直感的に利用できるように設計されており、企業の担当者が自ら操作を習得できるサポート体制が整っています。これにより、顧客は導入後もスムーズにサービスを活用でき、業務効率の向上が期待できます。
トヨクモ株式会社の経営成績は、近年順調に成長しています。2019年の売上高は761,226千円で、前年同期比57.7%増加しました。この成長は、安否確認サービスとkintone連携サービスの有償契約数の増加によるもので、特に災害対策の重要性が高まる中で安否確認サービスの需要が急増したことが要因です。しかし、広告宣伝費の積極的な投下により営業利益は97,628千円と前年同期比で28.9%減少し、経常利益も98,464千円と28.2%減少しました。今後は広告宣伝費の効率的な運用とサービスの認知度向上を図る必要があります。2020年の第2四半期累計期間においても、売上高は499,090千円と順調に推移しており、引き続き成長が期待されます。
会社名 | トヨクモ |
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会社URL | https://toyokumo.co.jp/ |
銘柄コード | 4058 |
業種・業態 | 情報・通信業 |
市場 | 東証マザーズ |
会社設立日 | 2010-08-02 |
代表者名 | 代表取締役社長 山本 裕次 |
住所 | 東京都品川区西五反田二丁目27番3号 |
従業員数 | 28人 |
監査法人 | PwCあらた有限責任監査法人 |
推薦証券 | いちよし証券(株) |
決算期 | 12月決算 |
オファリングフォーマット | 国内オファリング |
推薦証券会社 | いちよし証券(株) |
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主幹事証券会社 | いちよし証券(株) |
元引受取引参加者等 | いちよし証券(株), 大和証券(株), SMBC日興証券(株), 岩井コスモ証券(株), (株)SBI証券, 極東証券(株), 東洋証券(株), マネックス証券(株) |
(N-2期) 監査報酬(千円) | (N-2期) 非監査報酬(千円) | (N-1期) 監査報酬(千円) | (N-1期) 非監査報酬(千円) | |
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提出会社 | 8,000 | 1,100 | 11,000 | - |
連結子会社 | - | - | - | - |
計 | 8,000 | 1,100 | 11,000 | - |
2015/12 | 2016/12 | 2017/12 | 2018/12 | 2019/12 | 2020/12 2Q | |
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売上高(百万円)
| 129 | 230 | 271 | 483 | 761 | 499 |
経常利益(百万円)
| 31 | 56 | 5 | 137 | 98 | 127 |
当期純利益(百万円)
| 31 | 50 | 41 | 92 | 72 | 83 |
純資産額(百万円)
| 106 | 156 | 199 | 291 | 376 | 459 |
一株あたりの純資産額 (円) | 25,171 | 37,176 | 46,689 | 68 | 80 | - |
自己資本比率
| 92.4% | 84.7% | 61.6% | 57.3% | 54.3% | - |
自己資本利益率
| 44.3% | 38.5% | 23.3% | 37.4% | 21.7% | - |