AeroEdge株式会社は、航空機エンジン用のチタンアルミブレードの製造・販売を行う企業で、2015年に栃木県足利市に設立されました。主な取引先は仏SAFRAN社で、LEAPエンジン向けの低圧タービンブレードを供給しています。AeroEdgeは、難削材であるチタンアルミの加工技術に特化し、高い技術力を有しています。また、Additive Manufacturing(積層造形)技術の研究開発にも取り組み、航空機部品の新たな価値を提供することを目指しています。
AeroEdgeは、航空機エンジン部品の製造において、特にチタンアルミの加工技術に優れています。チタンアルミブレードは、軽量で高温における強度劣化が少ないため、航空機の燃費向上に寄与します。この特性を活かし、仏SAFRAN社との長期契約を結び、安定した需要を確保しています。
LEAPエンジン向けのチタンアルミブレード供給契約を仏SAFRAN社と締結しており、契約に基づいて需要の35%を供給しています。この契約は2027年まで続くため、長期的な受注基盤が確保されており、安定した売上を見込むことができます。航空機エンジン産業は受注が数年前から行われるため、需要予測が比較的容易です。
AeroEdgeは、Additive Manufacturing技術の研究開発に注力しており、複雑な形状の部品を効率的に製造できる可能性を秘めています。また、チタンアルミブレードの新材料開発やMRO技術の確立を目指しており、これにより新たな収益源の確保を図っています。
AeroEdgeの経営成績は、航空需要の回復に伴い改善しています。2022年6月期の売上高は1,964,694千円で、前期比231.6%の増加を記録しました。この成長は、特に仏SAFRAN社からの受注増加によるもので、チタンアルミブレードの生産量が増加したことが要因です。円安の影響もあり、売上総利益率は28.5%に向上しました。営業損失は124,236千円に改善され、経常利益は10,764千円を達成し、初の黒字化を果たしました。これにより、安定したキャッシュ・フローを生み出す体制が整い、財務基盤の強化が進んでいます。
会社名 | AeroEdge |
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会社URL | https://aeroedge.co.jp/ |
銘柄コード | 7409 |
業種・業態 | 輸送用機器 |
市場 | 東証グロース |
会社設立日 | 2015/9/16 |
代表者名 | 代表取締役社長 兼 執行役員 CEO 森西 淳 |
住所 | 〒329‐4213 栃木県足利市寺岡町 482 番地 6 |
従業員数 | 84人 |
監査法人 | EY新日本有限責任監査法人 |
推薦証券 | みずほ証券(株) |
決算期 | 6月決算 |
オファリングフォーマット | 国内オファリング |
推薦証券会社 | みずほ証券(株) |
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主幹事証券会社 | みずほ証券(株) |
元引受取引参加者等 | みずほ証券(株), 野村證券(株), 大和証券(株), (株)SBI証券, 楽天証券(株), マネックス証券(株), 水戸証券(株) |
(N-2期) 監査報酬(千円) | (N-2期) 非監査報酬(千円) | (N-1期) 監査報酬(千円) | (N-1期) 非監査報酬(千円) | |
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提出会社 | 11,500 | - | 17,000 | - |
連結子会社 | - | - | - | - |
計 | 11,500 | - | 17,000 | - |
2018/6 | 2019/6 | 2020/6 | 2021/6 | 2022/6 | 2023/6 3Q | |
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売上高(百万円)
| 1,552 | 2,595 | 2,113 | 848 | 1,965 | 2,133 |
経常利益(百万円)
| -340 | -528 | -413 | -757 | 11 | 503 |
当期純利益(百万円)
| -350 | -561 | -463 | -766 | 7 | 591 |
純資産額(百万円)
| 2,787 | 1,618 | 1,751 | 983 | 955 | 1,566 |
一株あたりの純資産額 (円) | 7,199 | 5,499 | 5,238 | 293 | 285 | - |
自己資本比率
| 46.1% | 26.8% | 30.4% | 18.7% | 17.7% | - |
自己資本利益率
| -15.7% | -25.5% | -27.6% | -56.2% | 0.8% | - |