1. 事業内容

株式会社BJCは、化粧品および健康関連商品の企画・販売を行う企業で、特に理美容業界やエステティック業界向けのサロン専売品に特化しています。2014年に設立され、エステティックサロン向けの化粧品販売からスタートし、現在では全国の理美容室やエステティックサロンに商品を卸しています。主力商品には、SPICARE V3シリーズやLashaddictまつ毛美容液があり、高品質な製品を提供しています。また、子会社を通じて韓国市場にも進出し、国際的な販売網を構築しています。

2. 事業の特徴

(1) サロン専売品の販売モデル

株式会社BJCは、理美容業界に特化したサロン専売品を提供し、代理店を通じて販売しています。このモデルにより、少ない営業人員で多くのサロンにリーチでき、効率的な営業活動が可能です。代理店との協力を強化し、サロンでの販売促進を図ることで、顧客のニーズに応じた商品提案を行い、サロンの利益率向上にも寄与しています。

(2) 高付加価値商品の開発

当社は独自の技術を活かした高付加価値商品を展開しています。特に、SPICARE V3シリーズは、天然の微細針を使用したスキンケア効果を兼ね備えたファンデーションで、特に人気があります。これにより、顧客の美容ニーズに応え、他社製品との差別化を図っています。また、Lashaddictまつ毛美容液も高い評価を得ており、口コミやSNSを通じて広がりを見せています。

(3) 海外市場への進出

株式会社BJCは、韓国市場への進出を果たし、国際的な販売網を構築しています。特に、CHARIS Korea Corporationを通じてアジア地域での販売拡大を目指しています。この取り組みにより、国内市場だけでなく、海外市場でも成長の機会を得ており、グローバルな競争力を高めています。海外市場への進出は、将来的な成長戦略の重要な柱となっています。

3. 経営成績の推移とその要因の分析

株式会社BJCの2024年10月期の売上高は10,060,518千円で、前年同期比32.5%増を記録しました。この成長は、新商品の発売や季節ごとのキャンペーン実施によるもので、特にLashaddictブランドが46.9%の増加を見せました。営業利益は1,788,000千円、経常利益は1,535,844千円と、いずれも前年同期比で大幅な増加を達成しました。親会社株主に帰属する当期純利益は1,006,139千円となり、132.9%の増加を示しました。成長の要因としては、代理店との関係強化や直接販売の強化、広告宣伝活動の充実が挙げられます。特に、サロンでの販売促進活動が功を奏し、配荷件数の増加が売上に寄与しました。