株式会社レナサイエンスは、医療現場の課題解決を目指し、医薬品、医療機器、人工知能(AI)ソリューションなどの研究開発を行っています。特に、老化関連疾患や新型コロナウイルス感染症に対する治療薬の開発に注力し、大学や研究機関との共同研究を通じて基礎研究から臨床開発までを一貫して実施しています。成果は製薬企業にライセンスアウトされ、医療イノベーションの創出を目指しています。2021年には、腹膜内視鏡の商業化に向けてBaxter Healthcare Corporationとライセンス契約を締結し、契約一時金として100万ドルを計上する予定です。
レナサイエンスは、医薬品だけでなく医療機器やAIソリューションを開発し、医療現場のニーズに応じた柔軟な対応を可能にしています。特に、大学や研究機関との連携を強化し、基礎研究から臨床開発までの一貫したプロセスを確立することで、革新的な医療シーズを生み出すことを目指しています。この多様性により、様々な疾患に対する治療法を提供できる体制を整えています。
レナサイエンスは医師主導治験を積極的に活用し、医療現場の実際のニーズに基づいた治験を実施しています。医師が治験を立案・実施することで、患者の実態に即した試験計画が可能となり、治験の効率性が向上します。このアプローチにより、多くの医療機関とのネットワークを構築し、複数の疾患に対する医師主導治験を同時に進行させることができています。
レナサイエンスは国内外の大学や研究機関との共同研究を通じて、グローバルな視点での医薬品開発を進めています。特に、知的財産権の確保に注力し、特許を取得することで競争優位性を高めています。また、海外市場への展開を視野に入れた研究開発を行い、国際的な医療ニーズに応える製品を提供することを目指しています。
株式会社レナサイエンスの経営成績は、2021年3月期において事業収益が209,802千円と前年の72,014千円から大幅に増加しました。この成長は、医師主導治験の実施数が増加したことや、Baxter Healthcare Corporationとのライセンス契約による契約一時金の獲得が要因です。しかし、経常損失は90,728千円に達し、依然として赤字が続いています。これは、研究開発にかかる多額の費用や医療機器開発の初期投資が影響していると考えられます。今後は、パイプラインの多様化や新規プロジェクトの導入により、収益の安定化を図る必要があります。
会社名 | レナサイエンス |
---|---|
会社URL | https://www.renascience.co.jp/ |
銘柄コード | 4889 |
業種・業態 | 医薬品 |
市場 | 東証マザーズ |
会社設立日 | 2000/2/15 |
代表者名 | 代表取締役社長 内藤 幸嗣 |
住所 | 〒103‐0023 東京都中央区日本橋本町二丁目 3 番 6 号 協同ビル 401 |
従業員数 | 7人 |
監査法人 | 東陽監査法人 |
推薦証券 | SMBC日興証券(株) |
決算期 | 3月決算 |
オファリングフォーマット | 旧臨時報告書方式 |
推薦証券会社 | SMBC日興証券(株) |
---|---|
主幹事証券会社 | SMBC日興証券(株) |
元引受取引参加者等 | SMBC日興証券(株), 大和証券(株), (株)SBI証券, 極東証券(株), 東洋証券(株), いちよし証券(株), 丸三証券(株) |
(N-2期) 監査報酬(千円) | (N-2期) 非監査報酬(千円) | (N-1期) 監査報酬(千円) | (N-1期) 非監査報酬(千円) | |
---|---|---|---|---|
提出会社 | 15,000 | - | 18,000 | - |
連結子会社 | - | - | - | - |
計 | 15,000 | - | 18,000 | - |
2017/3 | 2018/3 | 2019/3 | 2020/3 | 2021/3 | 2022/3 1Q | |
---|---|---|---|---|---|---|
売上高(百万円)
| - | - | - | - | - | - |
経常利益(百万円)
| -2 | -31 | -151 | -184 | -91 | -33 |
当期純利益(百万円)
| -2 | -70 | -151 | -184 | -100 | -33 |
純資産額(百万円)
| 46 | 827 | 806 | 622 | 562 | 769 |
一株あたりの純資産額 (円) | 401,686 | 5,135,261 | 24,616 | 63 | 57 | - |
自己資本比率
| 35.8% | 99.2% | 99.0% | 61.4% | 52.6% | - |
自己資本利益率
| - | - | - | - | - | - |