ティアンドエス株式会社は、システム開発および関連サービスを提供する企業で、主にソリューション、半導体、先進技術ソリューションの3つの事業セグメントに分かれています。ソリューションセグメントでは、大手企業向けに請負開発や運用保守を行い、半導体セグメントでは半導体工場内のシステム運用や保守を担当しています。また、先進技術ソリューションセグメントでは、AI技術を活用した新市場の創出を目指し、特に次世代AIプロセッサ用ソフトウェア技術の開発に注力しています。
多様な顧客基盤
ティアンドエスは、キオクシアグループや東芝グループ、日立グループなどの大手企業を主要顧客とし、製造業やサービス業など多様な業種に対応しています。この多様性により、特定の業界に依存せず、安定した収益を確保することが可能です。
高度な技術力
同社は、AIや画像認識、ハードウェア制御などの先進技術を駆使し、ソフトウェアの高機能化と品質向上を実現しています。特に、国立大学法人東北大学との共同研究を通じて、次世代半導体メモリやAIプロセッサ用アプリケーションソフトウェアの開発を進め、業界内での技術的優位性を確保しています。
安定した収益基盤
ソリューションカテゴリーでは、請負開発が主な収益源であり、顧客の要望に応じた柔軟なサービス提供が特徴です。請負(開発・運用保守)と派遣の割合は「請負:派遣=3:1」となっており、安定した収益基盤を築いています。これにより、長期的な顧客関係を維持し、継続的な受注を実現しています。
ティアンドエスの経営成績は、2019年11月期において売上高2,297,249千円、営業利益269,706千円を記録し、前年同期比でそれぞれ7.7%及び34.2%の増加を達成しました。売上高の増加は、既存顧客からの継続案件や新規顧客の開拓によるもので、特にソリューションカテゴリーの成長が寄与しました。半導体カテゴリーでは新たに北上事業所を開設し、業務受託を拡大したことが功を奏しました。2020年の第2四半期累計期間においても、売上高1,110,500千円を達成し、IT人材の不足を背景に案件の利益率を改善することができました。新型コロナウイルスの影響にもかかわらず、業務のIT化が進む中で、当社のサービス需要は堅調に推移しています。
会社名 | ティアンドエス |
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会社URL | https://www.tecsvc.co.jp/ |
銘柄コード | 4055 |
業種・業態 | 情報・通信業 |
市場 | 東証マザーズ |
会社設立日 | 2016-11-01 |
代表者名 | 代表取締役執行役員社長 武川 義浩 |
住所 | 神奈川県横浜市西区みなとみらい三丁目6番3号 |
従業員数 | 248人 |
監査法人 | 双葉監査法人 |
推薦証券 | いちよし証券(株) |
決算期 | 11月決算 |
オファリングフォーマット | 国内オファリング |
推薦証券会社 | いちよし証券(株) |
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主幹事証券会社 | いちよし証券(株) |
元引受取引参加者等 | いちよし証券(株), 野村證券(株), (株)SBI証券, 極東証券(株), 東洋証券(株), マネックス証券(株), 岡三証券(株), 楽天証券(株) |
(N-2期) 監査報酬(千円) | (N-2期) 非監査報酬(千円) | (N-1期) 監査報酬(千円) | (N-1期) 非監査報酬(千円) | |
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提出会社 | 9,000 | - | 9,000 | - |
連結子会社 | - | - | - | - |
計 | 9,000 | - | 9,000 | - |
2015/11 | 2016/11 | 2017/11 | 2018/11 | 2019/11 | 2020/11 2Q | |
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売上高(百万円)
| - | 134 | 1,905 | 2,134 | 2,297 | 1,111 |
経常利益(百万円)
| - | -99 | 148 | 202 | 270 | 168 |
当期純利益(百万円)
| - | -70 | 110 | 146 | 184 | 113 |
純資産額(百万円)
| - | 5 | 115 | 271 | 455 | 568 |
一株あたりの純資産額 (円) | - | 3,581 | 89,481 | 172 | 288 | - |
自己資本比率
| - | 0.9% | 23.2% | 42.9% | 55.7% | - |
自己資本利益率
| - | - | 184.6% | 76.0% | 50.7% | - |