株式会社イーディーピーは、ダイヤモンド単結晶の製造、販売、開発を行う企業で、特に人工ダイヤモンドの種結晶に特化しています。人工ダイヤモンドは宝石、研磨材、半導体材料など多様な用途に利用されており、当社は気相合成法を用いて高品質な種結晶を製造しています。産業技術総合研究所から技術移転を受け、独自の製造プロセスを確立し、競争力のある製品を市場に提供しています。これにより、当社はダイヤモンド関連市場において重要な役割を果たしています。
当社はプラズマCVD法を用いてダイヤモンド単結晶を製造し、不純物の混入を抑えた高品質な製品を提供しています。この技術により、厚さやサイズのバリエーションが豊富であり、特に宝石用の大型種結晶の需要に応えることが可能です。顧客の多様なニーズに対応することで、競争優位性を確保しています。
当社の製品は宝石市場だけでなく、半導体材料、光学部品、工具素材など多岐にわたる用途に利用されています。特に、ダイヤモンドの高熱伝導率や耐摩耗性を活かした製品は、先端技術分野での需要が高まっており、新たな市場開拓の機会を得ています。これにより、安定した収益基盤を築いています。
当社は産業技術総合研究所との独占的通常実施権契約に基づき、先進的なダイヤモンド製造技術を活用しています。この連携により、最新の研究成果を迅速に製品化し、競争力を強化しています。特に、ダイヤモンド半導体デバイスや光学部品の開発において、産総研の技術を活かすことで、業界の最前線でのイノベーションを推進しています。
第12期事業年度において、株式会社イーディーピーは売上高1,139,979千円を記録し、前期比61.9%の増加を達成しました。この成長は、人工宝石市場の拡大に伴う種結晶の需要増加によるもので、特に種結晶の売上が415,052千円増加しました。光学部品や工具素材の売上も増加し、全体の成長を支えました。営業利益は267,774千円、経常利益は270,747千円に達し、経常利益率は23.8%と高い水準を維持しています。これにより、安定した経営基盤を確立し、今後の設備投資や研究開発への資金を確保することができました。市場の変化に柔軟に対応し、持続的な成長を目指す方針です。
会社名 | イーディーピー |
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会社URL | http://www.d-edp.jp/ |
銘柄コード | 7794 |
業種・業態 | その他製品 |
市場 | 東証グロース |
会社設立日 | 2009/9/8 |
代表者名 | 代表取締役社長 藤森 直治 |
住所 | 〒560‐0085 大阪府豊中市上新田四丁目 6 番 3 号 |
従業員数 | 34人 |
監査法人 | EY新日本有限責任監査法人 |
推薦証券 | SMBC日興証券(株) |
決算期 | 3月決算 |
オファリングフォーマット | 国内オファリング |
推薦証券会社 | SMBC日興証券(株) |
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主幹事証券会社 | SMBC日興証券(株) |
元引受取引参加者等 | SMBC日興証券(株), (株)SBI証券, 丸三証券(株), 野村證券(株), 楽天証券(株), マネックス証券(株), 大和証券(株), 岡三証券(株) |
(N-2期) 監査報酬(千円) | (N-2期) 非監査報酬(千円) | (N-1期) 監査報酬(千円) | (N-1期) 非監査報酬(千円) | |
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提出会社 | 11,000 | - | 14,500 | - |
連結子会社 | - | - | - | - |
計 | 11,000 | - | 14,500 | - |
2018/3 | 2019/3 | 2020/3 | 2021/3 | 2022/3 | 2023/3 3Q | |
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売上高(百万円)
| 203 | 261 | 449 | 704 | 1,140 | 1,111 |
経常利益(百万円)
| -189 | -171 | 20 | 74 | 271 | 393 |
当期純利益(百万円)
| -190 | -175 | 9 | 95 | 253 | 286 |
純資産額(百万円)
| 679 | 696 | 718 | 896 | 1,635 | 1,922 |
一株あたりの純資産額 (円) | 42,584 | 39,343 | 39,428 | 478 | 762 | - |
自己資本比率
| 73.0% | 72.7% | 65.1% | 57.8% | 71.7% | - |
自己資本利益率
| - | - | 1.2% | 11.8% | 20.0% | - |