株式会社関通は、Eコマースおよび通信販売事業を展開する企業向けに物流サービスを提供しています。主力サービスは「EC・通販物流支援サービス」で、商品の入庫、在庫管理、出庫などの業務を代行し、顧客の業務効率化を図ります。また、受注管理業務代行や倉庫管理システム「クラウドトーマス」、チェックリストシステム「アニー」などのソフトウェアも提供し、顧客のニーズに応じた多様なサービスを展開しています。さらに、外国人技能実習生教育サービスを通じて、顧客企業の人材確保にも寄与しています。
関通のEC・通販物流支援サービスは、Eコマース企業向けに特化した物流業務の代行を行っています。2000年頃からのインターネット通販の発展に伴い、豊富なノウハウを蓄積し、商品の入庫から出庫までの一貫した管理を提供。これにより、顧客は自社のコア業務に集中でき、効率的な物流運営を実現することが可能です。
当社は、倉庫管理システム「クラウドトーマス」やチェックリストシステム「アニー」といった自社開発のソフトウェアを提供しています。これらのシステムは物流業務の効率化や品質向上を図るために設計されており、顧客の業務プロセスを標準化し、作業ミスを予防する機能を備えています。これにより、顧客は業務の透明性を高め、より高いサービスレベルを維持することが可能となります。
関通は、外国人技能実習生教育サービスも展開しており、特にミャンマーからの実習生受入れに力を入れています。現地での教育カリキュラムを提供し、実習生が日本で即戦力として活躍できるようにすることを目的としています。このサービスは、顧客企業が必要とする人材を確保する手助けをし、同時に企業の社会的責任を果たす取り組みでもあります。
株式会社関通の経営成績は、2019年2月期において売上高6,468,296千円、営業利益126,774千円を記録しました。売上高は前年度比23.1%の増加で、主に物流サービス事業における新規顧客の獲得が要因です。特にEC市場の拡大に伴い、インターネット通販事業者向けの物流サービスの需要が高まり、売上が増加しました。しかし、売上原価も24.4%増加し、営業利益は前年同期比21.1%減少しました。これは労務費や発送運賃の増加、賃借料の上昇が影響したためです。経常利益は103,944千円で、特別利益として固定資産売却益が計上されたことにより、当期純利益は78,583千円となりました。全体として、成長を維持しつつもコスト管理の重要性が浮き彫りとなる結果となりました。
会社名 | 関通 |
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会社URL | https://www.kantsu.com/ |
銘柄コード | 9326 |
業種・業態 | 倉庫・運輸関連業 |
市場 | 東証マザーズ |
会社設立日 | 1986-04-28 |
代表者名 | 代表取締役社長 達城 久裕 |
住所 | 大阪府東大阪市長田一丁目8番13号 |
従業員数 | 229人 |
監査法人 | 太陽有限責任監査法人 |
推薦証券 | みずほ証券(株) |
決算期 | 2月決算 |
オファリングフォーマット | 国内オファリング |
推薦証券会社 | みずほ証券(株) |
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主幹事証券会社 | みずほ証券(株) |
元引受取引参加者等 | みずほ証券(株), (株)SBI証券, SMBC日興証券(株), エース証券(株), マネックス証券(株), 岡三証券(株), 極東証券(株), 岩井コスモ証券(株), むさし証券(株) |
(N-2期) 監査報酬(千円) | (N-2期) 非監査報酬(千円) | (N-1期) 監査報酬(千円) | (N-1期) 非監査報酬(千円) | |
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提出会社 | - | - | - | - |
連結子会社 | - | - | - | - |
計 | - | - | - | - |
2015/2 | 2016/2 | 2017/2 | 2018/2 | 2019/2 | |
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売上高(百万円)
| 3,256 | 3,739 | 4,263 | 5,255 | 6,468 |
経常利益(百万円)
| 15 | 0 | 31 | 140 | 104 |
当期純利益(百万円)
| 12 | 2 | -25 | 56 | 79 |
純資産額(百万円)
| 183 | 185 | 131 | 202 | 467 |
一株あたりの純資産額 (円) | 4,575 | 4,625 | 3,271 | 101 | 205 |
自己資本比率
| 7.9% | 6.9% | 3.5% | 5.4% | 8.8% |
自己資本利益率
| 6.8% | 1.1% | - | 33.6% | 23.5% |