電気・ガス業・176A(新証券コード(ISIN)JP3979700006)
集合住宅への電力供給及び分散型電源の開発 法人への再生可能エネルギーを主体とした電力供給 エネルギー事業者への BPO 及び SaaS の提供を通じた DX 支援
電気・ガス業・176A(新証券コード(ISIN)JP3979700006)
集合住宅への電力供給及び分散型電源の開発 法人への再生可能エネルギーを主体とした電力供給 エネルギー事業者への BPO 及び SaaS の提供を通じた DX 支援
レジル株式会社は、分散型エネルギー事業、グリーンエネルギー事業、エネルギーDX事業の3つのセグメントを展開しています。分散型エネルギー事業では、マンション向けに「マンション一括受電サービス」を提供し、高圧電力を低圧電力に変換して供給することで電気料金の削減を実現しています。グリーンエネルギー事業では、法人向けに再生可能エネルギーを中心とした電力小売サービスを展開し、顧客の脱炭素化を支援しています。エネルギーDX事業では、エネルギー業界の業務改革を支援するデジタルトランスフォーメーションサービスを提供しています。
(1) 分散型エネルギー事業の強み
レジルの分散型エネルギー事業は、マンション一括受電サービスを通じて顧客に高圧電力を低圧電力に変換して供給し、電気料金の削減を実現しています。このサービスは初期投資が不要で、顧客にとっての導入ハードルが低く、長期契約に基づく安定収益を確保するストックビジネスモデルを構築しています。2024年6月期には、2,239棟(178,061戸)の顧客マンションにサービスを提供しています。
(2) グリーンエネルギー事業の成長性
グリーンエネルギー事業では、再生可能エネルギーを中心とした電力小売サービスを展開しています。市場価格連動型プランを導入することで、顧客ニーズに応じた柔軟な料金体系を提供しています。2024年6月期には再生可能エネルギー比率が64.2%に達し、2030年までに100%を目指す目標を掲げています。この取り組みは、企業の脱炭素化を支援する重要な要素となっています。
(3) エネルギーDX事業の革新性
エネルギーDX事業では、エネルギー業界向けに業務受託サービスを提供し、顧客企業の業務効率化を図っています。特に、料金計算やコールセンター業務などの後方業務をBPaaS(Business Process as a Service)形態で提供することで、顧客企業の負担を軽減し、業務の効率化を実現しています。これにより、エネルギー業界におけるデジタルトランスフォーメーションを推進し、競争力を高めています。
2023年6月期のレジル株式会社の売上高は48,867,407千円で、前年同期比で増加しました。経常利益は1,972,685千円、親会社株主に帰属する当期純利益は1,344,967千円となり、安定した収益基盤を維持しています。主な要因として、分散型エネルギー事業のマンション一括受電サービスによる顧客基盤の拡大が挙げられます。また、グリーンエネルギー事業においても、電力調達価格の見直しや新商品の投入が功を奏し、売上が増加しました。2023年6月期の第1四半期は電力調達コストの高騰により営業損失を計上しましたが、第2四半期以降は販売価格施策の効果により業績が回復しました。全体として、外部環境の変化に柔軟に対応しながら、持続可能な成長を目指す姿勢が評価されています。
会社名 | レジル(株) |
---|---|
会社URL | https://rezil.co.jp/ |
銘柄コード | 176A |
業種・業態 | 電気 |
市場 | 東証グロース |
会社設立日 | 1994/11/21 |
代表者名 | 代表取締役社長 丹治 保積 |
住所 | 〒100‐0005 東京都千代田区丸の内1丁目8番1号 丸の内トラストタワーN館 14 階 |
監査法人 | PwC Japan 有限責任監査法人 |
主幹事証券 | 大和証券(株) |
決算期 | 6月決算 |
オファリングフォーマット | 旧臨時報告書方式 |
幹事取引参加者 | 大和証券(株) |
---|---|
元引受取引参加者等 | 大和証券(株)、野村證券(株)、三菱UFJモルガン・スタンレー証券(株)、SMBC日興証券(株)、みずほ証券(株)、(株)SBI証券、楽天証券(株)、岡三証券(株)、極東証券(株) |
(N-2期) 監査報酬(千円) | (N-2期) 非監査報酬(千円) | (N-1期) 監査報酬(千円) | (N-1期) 非監査報酬(千円) | |
---|---|---|---|---|
提出会社 | 17,000 | - | 25,000 | - |
連結子会社 | - | - | - | - |
計 | 17,000 | - | 25,000 | - |
2022/6 | 2023/6 | |
---|---|---|
売上高(百万円)
| 30,990 | 48,867 |
経常利益(百万円)
| 1,714 | 1,973 |
当期純利益(百万円)
| 1,519 | 1,345 |
純資産額(百万円)
| 5,289 | 6,223 |
自己資本比率
| 34.3% | 41.5% |
自己資本利益率
| 30.8% | 23.4% |
2019/6 | 2020/6 | 2021/6 | 2022/6 | 2023/6 | |
---|---|---|---|---|---|
売上高 (百万円) | 24,117 | 28,413 | 29,154 | 30,050 | 45,548 |
経常利益 (百万円) | 1,304 | 1,749 | 2,510 | 1,632 | 1,614 |
当期純利益 (百万円) | 980 | 1,577 | 1,752 | 1,550 | 1,055 |
純資産額 (百万円) | 2,496 | 2,991 | 3,852 | 4,565 | 5,208 |
一株あたりの純資産額 (円) | 6,859 | 8,192 | 10,558 | 250 | 285 |
自己資本比率
| 16.7% | 18.8% | 28.1% | 31.2% | 37.8% |
自己資本利益率
| 39.3% | 52.7% | 45.5% | 34.0% | 20.3% |