日本ナレッジ株式会社は、ソフトウェアシステムの検証サービスを提供する「検証事業」と、システム受託開発や業務系パッケージソフトウェアの開発・販売を行う「開発事業」を展開しています。検証事業では、ソフトウェアの品質向上を目的としたテスト設計や実行、改善提案を行い、顧客企業のシステム開発におけるリスクを軽減します。開発事業では、大手ベンダー製のERPパッケージソフトウェアのカスタマイズや自社開発のセキュリティ製品を提供し、顧客のニーズに応じたサービスを展開しています。
検証事業の専門性
日本ナレッジの検証事業は、ソフトウェア開発の各工程におけるテストと検証を専門に行っています。特に、テストの自動化を推進し、顧客の開発プロセスにおける品質向上を実現しています。顧客企業のニーズに応じた柔軟な対応が可能であり、品質計画の立案からテストの実行まで一貫したサービスを提供しています。
開発事業の多様性
開発事業では、業務系パッケージソフトウェアの開発・販売に加え、顧客の要望に応じたカスタマイズ開発を行っています。特に、鋼材業界や木材卸業界向けの業種テンプレートを自社開発し、顧客の業務効率を向上させるためのソリューションを提供しています。このように、特定の業界に特化したサービスを展開することで、競争優位性を確保しています。
強固な顧客基盤
日本ナレッジは、株式会社大塚商会を主要取引先としており、安定した収益源を確保しています。大塚商会との取引は長年にわたり、信頼関係を築いており、両社の協力により新たな市場開拓や製品開発が進められています。この強固な顧客基盤は、今後の成長を支える重要な要素となっています。
日本ナレッジ株式会社の経営成績は、近年堅調に推移しています。2022年3月期の売上高は3,231,681千円で、前期比14.4%増加しました。特に、検証事業は1,989,074千円(前期比8.6%増)、開発事業は1,242,607千円(前期比25.1%増)と、両事業ともに増収を達成しました。この成長は、テストの自動化推進や新製品「monoPack」の受注増加に起因しています。また、営業利益は132,447千円(前期比144.0%増)、経常利益は137,513千円(前期比116.1%増)と大幅な増益を記録しました。これらの要因として、顧客ニーズに応じたサービスの拡充や、効率的なコスト管理が挙げられます。
会社名 | 日本ナレッジ |
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会社URL | https://www.know-net.co.jp/ |
銘柄コード | 5252 |
業種・業態 | 情報・通信業 |
市場 | 東証グロース |
会社設立日 | 1985/10/22 |
代表者名 | 代表取締役社長 藤井 洋一 |
住所 | 〒111‐0042 東京都台東区寿三丁目 19 番 5 号 |
従業員数 | 313人 |
監査法人 | PwC京都監査法人 |
推薦証券 | (株)SBI証券 |
決算期 | 3月決算 |
オファリングフォーマット | 国内オファリング |
推薦証券会社 | (株)SBI証券 |
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主幹事証券会社 | (株)SBI証券 |
元引受取引参加者等 | (株)SBI証券, 野村證券(株), 岩井コスモ証券(株), 極東証券(株), 東洋証券(株), 水戸証券(株) |
(N-2期) 監査報酬(千円) | (N-2期) 非監査報酬(千円) | (N-1期) 監査報酬(千円) | (N-1期) 非監査報酬(千円) | |
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提出会社 | 10,000 | 2,000 | 12,000 | - |
連結子会社 | - | - | - | - |
計 | 10,000 | 2,000 | 12,000 | - |
2018/3 | 2019/3 | 2020/3 | 2021/3 | 2022/3 | 2023/3 3Q | |
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売上高(百万円)
| 2,786 | 2,900 | 2,821 | 2,824 | 3,232 | 2,614 |
経常利益(百万円)
| 164 | 150 | 80 | 64 | 138 | 193 |
当期純利益(百万円)
| 93 | 97 | 46 | 32 | 94 | 125 |
純資産額(百万円)
| 252 | 343 | 383 | 410 | 516 | 623 |
一株あたりの純資産額 (円) | 44,399 | 302 | 337 | 361 | 435 | - |
自己資本比率
| 26.6% | 34.8% | 39.0% | 32.8% | 39.4% | - |
自己資本利益率
| 37.0% | 28.2% | 12.0% | 8.2% | 20.3% | - |